荷扱・荷卸

2000.3. 城端駅

(写真提供:きむいささん この写真は転載禁止です)

きむいささん・小池泰雅さんよりご教示頂きました。

(きむいささん)

ちょっと写真を見ていたら、こんなのが出てきたのでお送りします。よく見る

とわかるかと思いますが、柱に貼ってある標語の看板に「荷扱はよいか」と

書いてあります。おそらく、'82年ごろまで走っていた、オハユニ61のため

のものでしょう!それにしても柱の塗りつぶし時にも生き残ったわけです

ね。

そして、この写真は昨年3月26日に城端線へ急行色のキハ58に乗りに

行った時に城端駅で撮ったものです。(列車は342D、キハ28 3010他

です)

実は、これも'97年に「SLフラワー号」に乗ったときに見つけたもので、いつ

か、この看板と似合う車両とあわせて撮ろうと思っていて、ついに似合う

車両が来たわけです。(ちなみに、C56の時はすでに機回しが終わり、

12系客車がこちらを向いていました)

(小池泰康さん)

荷卸終了! この言葉が駅のアナウスから聞こえなくなってひさしいです。

私が高校大学通学に使った湘南電車でも111系や153系の小田原寄りに

クモユニ74が連結される列車が多く、毎日下校時にこのアナウスが聞けた

ものです。もっとも当時は荷電が連結された列車は前面展望がきかない・

必ず荷卸の為遅れる、ツリカケの音がうるさい(当時はそう感じた)と敬遠し

たものですが。

(里見)

国鉄・JRから荷物輸送がなくなったために荷物関係の鉄道死語は多いで

すね。他にも荷物客車・荷物列車・ニレチ・チッキ等々。

鉄道会社という企業体が時代の変化に応じて構造改革していくのは誠に

結構なことですが、荷物輸送の廃止については単なるノスタルジーではなく

なんで止めちゃったの?という疑問が未だに残ります。儲からない部門は

全部廃止!といった風潮の中で、いささか乱暴な措置ではなかったかと思う

のです。なぜ儲からないのか、ということをもっと究明するべきだったのでは

ないかと。(少なくともホテル経営したり、鉄道模型店やったりする前に考え

ることはたくさんあったはず)

国鉄の貨物や荷物輸送から客離れが激しくなった最大の理由は輸送に要

する時間がかかり過ぎていたことで、これは利用客(特に企業)にとっては

致命的でした。しかしちょっと考えてみれば、渋滞や気象条件の影響を受け

やすいトラック輸送に較べて、ダイヤに基づいて専用軌道上を走る鉄道の

方が、より正確な輸送所要時間がはじけるのではないか。

またコスト面でも1人の運転手が最大10トンしか運べないトラックに対し

て、1・2人の乗務員で1,000トン以上も運べる鉄道の方が、益々人件費が

高騰していく中、かえって有利なのではないか。(もちろん鉄道が乗務員

だけで運行されているのではないことは承知の上です)

要はそういったことを仔細に検討してたどり着いた「廃止」という結論では

なかったような気がするということですね。天下の鉄道が猫やカンガルーや

ペリカンにみすみす油揚げをさらわれるというのは何とも情けない話で。