自然科学電車

1963.5. 甲府駅 Photo by: T. Satomi

前田昌良さんよりご教示頂きました。

  

 ご存知の事と思いますが、神奈川県津久井郡相模湖町の「相模湖」

 は、神奈川県企業庁が管轄する治水、水道、発電等を目的とした、

 「多目的人造湖」で、相模湖ダムに拠って、相模川が堰き止められた

 湖です。相模川は山梨県では「桂川」と言い、神奈川県に入って「相模

 川」に成ります。

 相模湖ダムの所に発電所が有り、近くに「電気科学館」と言う博物館

 が、有りました。

 横須賀、横浜地区の小、中学生を対象に、遠足シーズン(春、秋)に

 成ると、「横浜線」に八王子から、中央線に乗り入れ、与瀬(現相模

 湖)駅までの「自然科学電車」が運転されていました。 

 (与瀬駅が相模湖駅に変わったのは、S31,4,10の事で、信越本線

 の沓掛駅が中軽井沢駅に変わった日と同じです)

 浅川(現高尾)〜与瀬の間には「小仏トンネル」が有り、「低屋根車」で

 無ければ入線出来ません、当時の「自然科学電車」が、中央線の「低

 屋根車」を借りていたのか、その辺りの事情は、私の記憶の中に有り

 ません。(淺川駅が高尾駅に変わったのは、S36,3,20の事です)

 「自然科学電車」がいつ頃から始まり、終わったのか、使用車両等の

 詳しいデータを持ち合わせていません、「横浜線の歴史」と共に、調査

 の上後日ご報告致したいと思います。

 以上が私の「自然科学電車」に関する、不確かな記憶です。

 「電気科学館」には、電気の発電から送電の仕組み、変電所の働き、

 電気を利用した、家庭や工場、そして鉄道の模型などが、展示して有

 り、「夢の超特急」「弾丸列車」などのパネルが有りました。

  

関西出身の私は「自然科学電車」を知りませんでした。

昭和30年代の中央線ということで、この電車が「自然科学電車」として

走っていたかどうかはわかりませんが、とりあえず甲府駅に停車する70系

電車の画像を掲げてみました。

「自然科学電車」にどんな電車が使われていたのか、識者のご教示をお待

ちしておりますm(_ _)m

先頭のクハ76 051の次位に連結されているのは、低屋根のモハ71です。

クハ76 051は1951年(昭和26年)川崎車輌製、台車は1950年(昭和25年)製

の第一次量産車(クハ76 001-030)と同じTR45型で、この頃はまだ

前面の2枚窓がHゴム化されていなかったようですね。(里見)