チッキ

(見本提供:川崎和郎さん この画像は転載禁止です)

川崎和郎さんよりご教示頂きました。

 

 鉄道死語にチッキを加えて頂けませんでしょうか。これは、鉄道手荷

 物のことで宅配便が普及する前は郵便小包と並び、小口の荷物輸送

 の代表的なアイテムでした。汽車(この言葉も死語になりつつあります

 が・・)で移動する際の携行荷物として扱われており、独特の荷札

 (到着の線名と駅を記入)を付けて乗車券と共に駅の手荷物受付

 (たいてい、大きな竿秤が置いてありました)で手続をとっていました。

 送る荷物は出発駅に持ち込み、到着駅に引き取りに行くのが基本でし

 たし包装は厳重に紐がけと先述の荷札の添付などが必要でした。

 また、届く迄の日数も今よりもかかったと思います。現在の宅配便と

 比べると大変不便なものでしたが、荷物と引き換えにもらった薄い紙

 で赤地の手荷物切符が懐かしく思い出されます。因みにチッキという

 言葉はCHECKが訛ったものだと聞いております。

 

私の個人的な記憶では、親戚から手荷物扱いで「犬」を送ってきた記憶があり

ます。(それがチッキだったかどうか正確には憶えていませんが)

いずれにせよ国鉄の荷物輸送廃止によって「チッキ」と共に、「荷物車」

「テルハ」「隅田川」もまとめて死語になってしまいましたね。

尚、日本国有鉄道刊の「鉄道辞典」には、チッキについて以下の記述があり

ます。(全文引用)

手荷物は、鉄道が旅客から引渡しを受けて運送する物品であって、一般には

チッキと呼称され、また法令上では「旅客より引渡を受けたる手荷物」、託送

手荷物等の用語で示されている場合もある。

手荷物運送は、旅客運送に必然的に付随するものであるが、その法律上の

性質については説が分かれている。すなわち手荷物運送は旅客運送の存在

を前提とすることはもちろんであるが、手荷物運送が旅客の運送契約に包含

されるものとみるべきか、または別個の運送契約によるものとみるべきかに

関して議論がある。しかし手荷物運送は、旅客運送契約のほかに存する別個

の物品運送契約によるものであるとする説が妥当である。(里見)