
東海道・山陽本線という日本を代表する2大幹線にはかつて数多くの優等列車が縦横無尽に活躍していた。一方、1964年(昭和39年) 10月、東京−大阪間に新幹線が開通し、その5年半後の1972年(昭和47年) 3月に岡山へ延伸、大阪発着だった山陽本線の特急・急行列車の多くは岡山発着へと追いやられた。しかしちょうどその頃は、山陽本線の旅客輸送量もまさにピークに達しようとしていた時期でもあった。当時の岡山口に立てば、旧型国電の80系を始め、新性能電車の153系・475系・485系・583系、キハ82系・181系気動車、EF15・58・60・61・65・66といった直流電気機関車群等、国鉄の近代化を支えてきた時代に活躍した名車輌・名列車の数々を一望することができたのである。そして1975年(昭和50年) 3月、ついに山陽新幹線博多開業を迎え、在来線の特急・急行が消え去る運命となった。このコーナーでは、博多開業直前に山陽本線の庭瀬−中庄間にて撮影した山陽本線の黄金時代最後の画像を2回に分けてご紹介していきたい。 |