
昭和30年代前半の一畑電鉄は、電動車こそ昭和初期の電化開業時に自社発注したデハ1形等の鋼製車に占められてはいたものの、制御車についてはまだまだ木造車が活躍していた。それも吉野鉄道や鉄道省の客車からの改造車や、省電の払下車等もあり、独特な雰囲気の魅力ある車輌であふれていたのだが、ただ、この頃に一畑電鉄を撮影した車輌写真は少なく、それら木造制御車の形態を知ることは非常に難しい。このたび鉄道写真の大家である中島忠夫さんより貴重な一畑電鉄の画像をお送り頂いたので、それらをもって1957年(昭和32年)当時の同電鉄の情景をご紹介したい。(文責:里見) |