ナエ17100形

1962.5. 伊勢市駅 Photo by: T. Satomi

中島忠夫さん推薦

 

 51にはいっぱいあってモハ51、EF51、近鉄吉野の5151と暇

 (いとま)がありません。それに木造救援車のナエ17100などは付き

 合いにくいでしょうがいかがですか。

 話し変わりますが 西大寺鉄道part2で木製客車とありましたが、わた

 しは木造の方がいいんです。きづくり という駅があっても モクゾウと

 読んでしまうんです。   
  

終戦直後には巷に溢れていた「木造客車」も昭和30年代前半に大部分が

現役を退きましたが、一部は事業用客車となって車輌基地の片隅に置かれ、

明治・大正の名客車達に出会える貴重な機会を与えてくれました。

その木造の事業用客車の中で最もよく目にしたのがナエ17100形です。

ナエ17100形は、1910年(明治43年)に製造が開始された木製中形二軸

ボギー客車を主に種車としています。さすがに製造後50年を経てくたびれた

ものが多かった中で、上のナエ17187は比較的美しい外観を保っています。

一見して種車は展望車かと思ってしまいますが、台車は2軸のTR11型です

し、デッキもやや狭くハンドブレーキがむき出しでついており、更に側面に

3連窓の面影をしっかり残しているので、恐らくホハ12000形からの改造車

なのでしょう。

下はナエ17187のサイドビューで、中島忠夫さんが大雨の中、伊勢市へ

C51形の撮影に行かれた際に撮影されたものです。(里見)

1960.1. 伊勢市駅 Photo by: Tadao Nakajima

(写真提供:中島忠夫さん この写真は転載禁止です)

 
国鉄事業用車博物館の横山淳さんより以下のご指摘を頂きました

 さっそく拝見させていただきました。特にナエ17100は私の興味

 ある事業用車ということもあり貴重な画像です。ありがとうございま

 す。ご参考までに車歴をお知らせいたします。

 M44.05 旭川工  形式7790(ホハフ7793)
 S03.10  改 番  形式14000(ナハフ14003)
 年月不明  札幌工  形式12000(ホハ12348)
 S31.03  松任工  形式17100(ナエ17187)
 S39.03  廃 車

 なお、台車はTR11ではなく、明治44年式台車(後のTR10)だと

 思われますがいかがでしょうか。

 このコーナーのますますの充実を楽しみにしております。