トキ10形

1965.9. 岸辺駅 Photo by: Tadao Nakajima

(写真提供:中島忠夫さん この写真は転載禁止です)

福実車輌さん推薦

 

 FCでは有蓋車でワキ1(ワムフ1)、無蓋車でトキ15000、コンテナ車

 で初代チキ5000を推薦します。トキ15000は国鉄の大量輸送への

 貢献(トキ10は少数なので15000にしました)、物資別輸送開始時

 の種車となった功績、近代化した形状のトキ25000、新トキ25000

 へと続く日本の無蓋車スタンダードとしてです。
  

トキ10形は太平洋戦争中の1942年(昭和17年)に製造が開始された日本初の

ボギー式無蓋貨車でした。このトキ10形をベースとして戦後、ボギー無蓋車

の標準車となるトキ15000形が誕生します。

以前に福実車輌さんよりご推薦いただいた際は、トキ10形が非常に少数と

いうことでご遠慮されたのだと思いますし、実際に私は写真を持っていないの

ですが、中島忠夫さんより岸部駅に停車中のトキ137の写真をお送りいただき

ました。私自信も雑誌等を含め写真を見るのすら初めてです。

トキ10形の特徴は何といっても短軸菱枠式、すなわちアーチバーのTR20型

台車をはいていることでしょう。両隣をTR41形をはいたトキ15000形にはさ

まれていますので、その違いがよくわかります。使用資材の節約と軽量化を

極端に追求した台車でした。

そういえば最近、木材については大部分が海外で伐採・加工したものを輸入

するようになったので、こうした原木を輸送するシーンも全く見ることができなく

なくなりました。大袈裟にいえば日本の鉄道に段々「生活感」がなくなってきた

ということでしょうか。(里見)