ワム70000形

1977.8. 弘前駅 Photo by: J. Satomi

外観を一見すると国鉄2軸貨車の代表のひとつで17,000輌が製造された

ワラ1形にも見えるが、こちらはそれより先に登場していたワム70000形

である。

従来の2軸有蓋貨車は1938年(昭和13年)に製造が開始されたワム23000形

が主力で、1953年(昭和28年)には台車を2段リンク化することで最高速度を

65km/hから75km/hに向上させたワム90000も登場していたが、いずれも

車体構造は旧態依然としていたためその近代化をはかったのが本形式で、

1958年(昭和33年)から1960年(昭和35年)にかけて5,710輌が製造された。

寸法的にはワラ1形の方がひとまわり大きいので2輌並べば違いがすぐに

わかる。また側面端部に無数のリベットが並んでいるのが特徴的だった。

このワム70000形で確立された近代形有蓋貨車の基本スタイルが、後に

ワム60000形を経てワラ1形や現在も活躍中のワム80000形に引き

継がれていくわけだが、「我こそは始祖なり」との声も今では届きにくくなった。