モハ72系

1978.9. 東神奈川電車区 Photo by: Nobuhiko Nishimura

西村暢彦さん推薦

(写真提供:西村暢彦さん この写真は転載禁止です)

 

 さて、私の推薦は、EL1種、ECは2種です。

 ECは、80系と72系です。72系は三段窓の63に始まりましたが、

 当初は貧相だったこのグループも終戦直後から高度成長期の日本の

 通勤輸送を担ったのは、輝かしい活躍だったのでは?

  

国電モハ72系は戦時設計車モハ63形という生い立ちに始まり、桜木町

事故など暗いイメージに包まれた電車でしたが、その輌数と活躍範囲から

考えて紛れもなく名車のひとつであると言えますね。モハ72系電車の足跡

を追っていくと、当時直流電化されていた線区の大部分に入線していたこと

になるではないでしょうか。

西村さんからお送りいただいた上の写真は首都圏で活躍していた横浜線の

東神奈川電車区でのショット。右側はモハ63形から改造されたクモハ73形

600番台偶数車です。

私にとってのモハ72系電車の想い出は、毎日通学等で利用していた京阪神

緩行線で、チョコレート色の長大編成が疾駆する姿は圧巻でした。

東海道緩行線はご存知の通り駅間距離が長く、モハ72系に全速力でかっ

飛ばされると、夏などはすぐ隣に座っている友人の話し声が聞こえないほど

の吊り掛け大音響が響き渡ったものです。

下の写真の先頭車は1947年(昭和22年)汽車製造製モハ63 625を1953年

(昭和28年)にクモハ化改造したクモハ73 043で、その後全金化改造が

施されてノーシル・ノーヘッダーにアルミサッシ窓付のすっきりした外観に

なりました。(里見)

1964.1. 山崎駅付近 Photo by: T. Satomi