東急電鉄デハ3450形(東横モハ510形)

1960.5. 田園調布駅 Photo by: T. Satomi
東京横浜電鉄が全線開業した頃、後に関東私鉄の通勤電車を代表すること
になる名車が誕生しました。
モハ510形、この電車は16m車体の3扉ロングシート車で、正面は伝統的
な3枚窓ながら中央窓の幅が狭い分、両サイドの窓が広く取られており、
これが戦前における同社車輌の基本スタイルとなりました。何より特徴的
だったのは運転室正面窓に設けられた大きなヒサシが人目を引きました。
1931年(昭和6年)から1936年(昭和)までの5年間に、日本車輌と川崎車輌にて
姉妹会社である目黒蒲田電鉄と合わせて大量50輌が一気に製造され、
同社の「顔」となったわけあります。
戦後は東急電鉄のデハ3450形に形式変更され、度重なる更新工事に
よって大部分の車輌に貫通扉が設けられ、窓枠のアルミサッシ化が行われ
たりした結果、往年の面影はほとんど失われましたが、依然ファンの人気は
絶大でした。
上の写真は最後まで貫通扉化改造工事を受けなかったラッキーボーイの
デハ3456で、現在は高津の博物館で保存されています。(里見)

