1963.5. 甲府駅 Photo by: T. Satomi

新宿寄り5輌目にはクハ79形最終グループの全金属車であるクハ79

923が連結されていた。同車は1956年(昭和31年)近畿車輌製クハ79形

及びモハ72形の920番台車は、屋根が1.6mm鋼鈑に塩化ビニールを

貼り、床は1.6mm鋼鈑にプラスリウムを塗布した結果、車体剛性が半鋼製

車に較べて2.2倍も向上した。雨樋は側板に覆われてすっきりしたデザイン

で、車内もメラミン樹脂化粧板やアルミサッシを多用、後の新性能電車に

おける車体構造の先駆けとなるのである。