1957. 湊町駅 Photo by: Tadao Nakajima

1967.5. 横手駅 Photo by: Tadao Nakajima

(写真提供:中島忠夫さん)

1914年(大正3年)から1929年(昭和4年)までの間に672輌が製造され、全国

津々浦々で活躍した8620形蒸気機関車は、それぞれの用途に応じて

各種改造が実施され、様々な変形機が存在した。ボックス式動輪をはいた

神戸港の48667号機や煙室を延長された塩尻の68683号機、更には

ランボード形状が左右非対称な若松の48675号機など枚挙にいとまが

ない。

中島忠夫さんからお送りいただいた38666号機68658号機はその中で

も横綱級の変形機、いずれもキャブがC56タイプの近代的なものに載せ

替えられている。恐らく事故車か廃車になった他形式機から流用したものだ

と思われる。

上の38666号機は1921年(大正10年)製、8620形では珍しい川崎造船の

カマで竜華機関区名物だったが、せっかくキャブを「近代化」したにもかかわ

らず、1962年(昭和37年)頃に早々と廃車になってしまった。

湊町駅は関西本線の起点で、私の個人的な想い出としては、この駅から

C57形が牽引する急行「大和」に乗って生まれて始めて東京への旅に出発

した。「湊町」の名の由来はかつてここが材木船の船着き場だったことを

あらわしており、実際に木の香りが漂う駅でしたが、今は「JR難波」という

誠に意味のない駅名に変わってしまった。

下の68658号機の場合は、テンダーが酒田の29639号機や一ノ関の

D50 346号機と同じように炭庫部分が大きく切り欠かれており、少なくとも

火室より後ろを見る限り、これが8620形だとは絶対に見えない。  

●NO.1:阪神電鉄113 ●NO.2:阪神電鉄X-13 ●NO.3:岡山電気軌道100・300形 

●NO.4:オヤ30 4 ●NO.5:阪急電鉄201+251 ●NO.6:越後交通無蓋車 

●NO.7:D51 267・346号機 ●NO.8:38666・68658号機 ●NO.9:9608号機 

●NO.10:29639・29689号機 ●NO.11:尾小屋鉄道DC121 ●NO.12:阪急電鉄1554