16日:国鉄旧型電機代表 ED16形 

                                1982.12.古里駅 Photo by: J.Satomi

私は仕事上、立川駅を通過することが多いのだが、よく駅の片隅でセメント

列車の先頭に立って停車しているED16形電気機関車の姿を見たのが、

ほんの数年前のような気がしてならない。

逆に言えばED16がそれだけ最近まで活躍していたということであり、

事実、国鉄ED級旧型電機の中では最後まで第1線で頑張り続けた機関車

である。

ED16形は、ED10番台の機関車の多くが高速用のED50番台からの

改造機で占めれているのに対し、始めからED16形として誕生した機関車、

中央線の客貨列車用として、1931年(昭和6年)に一挙に18輌が製造された。

中央線はご承知の通り、新宿−八王子間の直線平坦区間と八王子−甲府

間の曲線勾配区間という正反対の2面性を持つ厳しい路線であり、歯車比

の選定には非常に苦労したらしい。

晩年は青梅線や南武線のセメント輸送列車に活躍し有名になった。

上の写真はセメント列車ではなく、青梅線の普通貨物列車を牽引中の

ED16 14号機。

※深澤さんの「ふかざわまさし 鉄道写真の部屋」の中には

 ED16の美しい列車写真が多数掲載されています。