


20m級2扉クロスシート車のクハ47形は、横須賀線用に製造されたモハ32系の制御車である0番台車と、京阪神急電用に製造されたモハ42系の制御車であるクハ58形から改造された100番台車に大別できる。(他にサハ改造車等もあるが) 上の写真は後者のタイプで、1934年(昭和9年)に田中車輌にてクハ58021として新製され、1953年(昭和28年)にクハ47112へ改造された。このグループは当然ながらクモハ43形と同じスタイルで、正面に貫通扉を備える。ただ1963年(昭和38年)に浜松工場にて車体の更新工事を受けた際に貫通幌が撤去された上に正面窓がHゴム化されたため少々間抜けな顔に変身してしまった。下の写真は同時期に20m級3扉ロングシート車であるモハ40系の片運転台式電動制御車クモハ41095を身延線で使用するため、同じく浜松工場にて低屋根化改造してクモハ41850となったもの。こちらは車体そのものはあまりいじっておらず、新製時にあった運転室側面のルーバーもそのまま残っている。いずれも浜松工場を出場して富士電車区に到着した直後の撮影で、特にクモハ41850の屋根上には、外科手術の痕のように切り継ぎ工作をはっきりと見ることができた。 |