

ED17形は大正末期の東海道本線電化に際してイギリスのイングリッシュ・エレクトリック(English Elrctric)社より輸入された1030形・1040形及び6000形が後に貨物機として改造を受けた上で統合された形式で、「ディッカー(DICK-KERR)」とも総称される。ED17形のトップナンバー機は輸入機の中でも最も多数派だった1040形後のED50形の1号機からの改造で、このグループは1〜17号機の17輌を占めている。私がこの機関車を初めて見た時の印象は「随分腰の高い機関車だなあ」という感じだった。大型電気機関車と同じ1,250mmの動輪上に載った車体の全高はわずか1,960mm、従って妻面の貫通扉は屋根すれすれ、側面の乗務員扉に至っては屋根上まではみ出す始末。内部の屋根高は更に低くなるので背の高い乗務員だと天井に頭がぶつかっただろう。上の写真のように下方から見上げるような角度で撮影すると腰高感がより強調されてしまうのである。 |