
1977.8. 花岡駅 Photo by: J. Satomi
鉄道車輌の寿命も有限だから今は元気でもいつかは廃車になるときが来る。
そうなる前にどうしても一度この目で見ておきたい車輌があった。
だから1977年(昭和52年)夏に東北地方への撮影旅行を計画した時も、
最優先に同和鉱業小坂鉄道を日程に組み込んだ。
そのお目当てはディーゼル機関車のDC1である。
このほとんど世の中に知られていないであろうミニ機関車は1956年(昭和31年)
三菱重工製。もともと小坂鉄道は鉱石運搬用として762mmゲージで敷設されて
いたので同機もそのゲージで製造されたが、小坂鉄道が1962年(昭和37年)に
1,067mmに改軌された際に同機も大改造を受けて改軌した。
会社側にしてみれば1,067mmゲージの機関車なんてその気になればいくらでも
替わりが見つかったであろうが、しかしDC1はしぶとく生き残った。
全長7,450mm、機関出力225PS、機械式4段変速、スタイルは平凡なL形だが
背面の「顔」は派手なラインと相まって少しクセがある。
私が小坂鉄道を訪れた時、奇しくもDC1は花岡駅での入換作業を終えて
背向位で無蓋貨車のヘッドについたところだった。
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