
1978.2. 沼津駅 Photo by: J. Satomi
昭和50年代前半は、すでに消滅してしまった蒸気機関車に代わって、旧型
国電に脚光が浴びせられた時代だった。
ただ当時、旧型国電の人気はどうしても飯田線の女王である流電や、希少
価値となった17m級国電に人気が奪われがちで、私も含め72・73形に
目を向ける機会が少なかったのではないかと、今になって後悔する。
そういう意味では御殿場線もせっかく飯田線、身延線の近くという絶好の
ロケーションにありながら、本格的に車輌1輌1輌を撮影していく機会が
ないまま、1979年(昭和54年)に横須賀線色の72・73形達は姿を消して
しまった。
写真のはクモハ73 024は、いわゆる近代化改装を受けている車輌で、
側面がノーシル・ノーヘッダーになってすっきりしたほか、悪名高き三段窓
もアルミサッシの二段窓に改装されている。
もうあと3年、いや1年でも生き延びてくれていたら、飯田線・身延線の後、
ゆっくりと御殿場線旧型国電の撮影に専念できたのだが。
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